肩こりが頭痛になったら「頭痛体操」で痛みを軽減!

肩こりが頭痛になったら「頭痛体操」で痛みを軽減!

慢性的に肩こりを感じている人は多いです。
この肩こりが次第に頭痛も引き起こすようになってきたら、それは筋肉がこり固まって血流が悪くなってきている証拠。

肩こりが原因の頭痛は、筋肉をほぐして血流をアップさせれば痛みを和らげることができます。
そこで今回は、肩こりが原因の頭痛を楽にする「頭痛体操」をご紹介しましょう。

頭痛の種類

頭痛の種類には頭痛の原因となる病気がない「慢性頭痛」と、くも膜下出血や脳出血といった脳の病気に伴う頭痛があります。
頭痛の8割は特定の原因がない慢性頭痛で、片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛といったタイプに分けられます。

片頭痛は頭の片側がズキズキと脈拍に応じて痛むのが特徴です。緊張型頭痛は締め付けられるような痛みが特徴で、群発頭痛は春先など特定の季節に発生しやすいです。
こうした慢性頭痛は痛みを繰り返します。

一方、くも膜下出血や脳出血など、脳にトラブルが生じての頭痛は「殴られたかのような痛み」と表現されることが多く、痛みが激しいのが特徴。
他にも脳腫瘍や髄膜炎などでも頭痛を発症しますが、発熱やしびれ、けいれん、意識レベルの低下など、他の症状も併発することが多いので、激しい頭痛にプラスしてこうした症状が現れたら、直ちに医療機関を受診しましょう。

肩こりと頭痛の関係

肩こりと頭痛がセットになっているなら、それは緊張型頭痛である可能性が高いです。
成人の頭の重量は体重の8%~13%と言われていますから、体重50kgの人なら約5kgの重さがあります。
これを首と周辺の筋肉だけで支えているわけですから、首や首につながる筋肉に負担がかかるのは当然でしょう。

しかも現代人はデスクワークや長時間のスマホ操作、運動不足などが相まって肩や首周りの筋肉はあまり動かされなくなっています。
長時間同じ姿勢を取り続けると筋肉が疲労し、疲労物質が筋肉を固くして周辺の血管を圧迫。血液の流れが悪くなると老廃物が排出されず、今度は神経に刺激を与えるようになるのです。

肩の血流が悪くなれば、脳に送られる血液も不足します。
その結果、頭痛が引き起こされることに。

頭痛を楽にする頭痛体操のやり方

頭痛を楽にする頭痛体操のやり方

肩こりが頭痛を誘発するということは、肩こりを解消すれば、肩こり由来の頭痛なら和らげることが可能です。

■首の後ろの後頸筋を伸ばす運動

1.足を肩幅に開き、顔は正面を向きます
2.両腕は胸の高さに軽く曲げ、肩を左右に振ります

1回2分、座ったままでもOKです。
ポイントは「体の軸をぶらさないこと」。顔は正面を向いたままで行います。

■背中の僧帽筋を伸ばす運動

1.手をそれぞれの肩の上に乗せます
2.ひじで大きく円を描くように、ぐるぐる回します

内回し、外回し、それぞれ6回程度でOK。背中の筋肉が大きく動くように腕を回してみましょう。

首の細い人やなで肩の人は筋肉が弱いため、肩こりからくる頭痛を起こしやすい傾向があります。
こまめに頭痛体操を行って、筋肉の緊張を和らげてあげましょう。

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