そのつらい痛みに「肩こり体操」を試してみませんか?
若い頃は一日ゆっくり休めば消えていった肩こりの痛みが、年々ひどくなっていると感じるのは気のせいなんかじゃありません。
「ちょっと休めば良くなるから……」と肩まわりの疲労をそのまま放置していると、肩の筋肉が知らないうちに硬くなってしまい、つらい痛みを伴う慢性的な肩こりに発展しやすいのです。
特に25歳を過ぎると、頸椎の椎間板が急激に衰え始めます。
ちょっとした衝撃でもつらい痛みを引き起こし、常に肩こりの痛みに悩まされることになってしまうのです。
肩から首の筋肉がこわばって動かなくなるだけでなく、頭痛や吐き気などの症状を引き起こしてしまいかねません。
そんなつらい肩こりは、毎日の「肩こり体操」でやっつけてしまいましょう!
毎日の生活に取り入れたい肩こり体操を2つご紹介します。
朝・夜におすすめの肩こり体操はコレ!
つらい肩こりの痛みや筋肉のこわばりを解消するには、朝起きたときと夜寝る前の1日2回、次の肩こり体操を試してみましょう。
1. 両足を軽く肩幅に開いて立ち、腕はブラリとたらしたまま両肩をもち上げ、力を抜いてストンと落とすように、肩を5回上げ下げしましょう。
2. 腕を自然にたらしたまま両肩を後ろに引き、前に出すことを5回繰り返しましょう。
3. 肩で円を描くイメージで、前回しを5回、後ろ回しを5回行いましょう。
4. 両腕をまっすぐ上に振り上げ、後ろに振り下ろす動作を5回繰り返しましょう。
5. 両腕を大きく横に振り上げ、今度は前に振り下ろす動作を5回繰り返しましょう。
6. 両腕を前に伸ばし、そのまま水平に腕を開く動作を5回繰り返しましょう。
7. 両腕を交互に、大きく前と後ろにバラバラに5回回して肩を動かしましょう。
朝の肩こり体操は、寝ている時に生じた肩まわりの筋肉の血行不良を解消し、肩こりを悪化させる原因を取り除きます。
夜の肩こり体操は、一日の仕事や家事でため込んだ肩の筋肉の疲れを解きほぐし、身体をリセットする効果があります。
リフレッシュにおすすめの肩こり体操はコレ!
仕事や家事の合間に一息ついたときに肩の痛みを感じたら、次の肩こり体操で痛みを緩和させましょう。
椅子に座って行うこともできる簡単な体操です。
軽く筋肉を動かすことで脳への血流が良くなり、集中力アップの良い効果も得られます。
1. 右手で左の肩を押さえて、グイッと左肩を上げてストンと落とす動作を5回繰り返しましょう。
2. 左手で右の肩を押さえて、グイッと右肩を上げてストンと落とす動作を5回繰り返しましょう。
3. 両手の指先を曲げて胸の前で組み合わせ、左右に思いきり引っ張って30秒間キープしましょう。
4. 胸の前で両手をあわて、力をいれて押しつけて30秒間キープしましょう。
5. 右手で左手首をつかみ、左肩を外側に5回、内側に5回回しましょう。
6. 左手で右手首をつかみ、右肩を外側に5回、内側に5回回しましょう。
今回ご紹介した肩こり体操は、特別な道具も必要なくとても簡単な方法ですが、継続して行ってこそ効果を発揮するものです。
ぜひ毎日の習慣にして、つらい痛みをやわらげていってくださいね。