「ストレートネック」を解消する「タオル枕」の使い方
普段は緩やかな曲線で頭を支えている首の骨が、姿勢が前傾に傾くことでカーブを失い真っ直ぐな形になってしまう「ストレートネック」。
ストレートネックが強まると肩や首の痛み、頭痛が酷くなり、吐き気に襲われることもあります。
今回は首が「ストレートネック」になってしまう原因やメカニズムに則った解消法、そしてストレートネック改善に役立つ「タオル枕」を使った対策方法などについて紹介していきます。
ストレートネックになってしまう原因は?
ストレートネックはスマホやパソコンなどをする際、頭が前に出る姿勢になることで起こると言われています。
頭は約5kg程度の重さがあるため、前に出てしまうことで首は頭を支えきれなくなり、首から背中までの筋肉に大きな負担をかけてしまいます。
この状態が長く続くと首の骨は緩やかな曲線を維持することができなくなり、骨が真っ直ぐになってしまうのです。
また頭が前に倒れた姿勢は首や肩・背中などへも多大なダメージを与えるため、肩こりや首こりの大きな原因にもなります。
ストレートネックを解消するためには
ストレートネックを解消していくためには、パソコンやスマホを利用するときの姿勢を正していくことが最も重要です。
うつむくような姿勢にならないように気をつけるだけで、肩や首にかかる負荷を何倍も軽減しストレートネックを予防・改善していくことができます。
またつい頭が前に出てしまうという方は、こまめに肩や首などを温めるケアを取り入れるのもオススメ。
カイロやホットタオルなどで温めることで患部の血行が促進され、肩や首のコリを緩和しストレートネックを改善する効果が期待できます。
タオル枕を使ったストレートネック対策方法
ストレートネックを治すためには、バスタオルで作ったタオル枕を利用する方法も効果的です。
作り方は簡単で、バスタオルを縦横に1回ずつ折り畳み、端から固く丸めて両端を紐などで縛ればOKです。
このタオル枕を首の後ろに当てて横になることで、真っ直ぐな首の骨を少しずつカーブに近づけて矯正することができます。
ただこのタオル枕は高反発で首を圧迫してしまうため、1回に2〜3分、2〜3回程度の短時間だけに留めることが重要なポイントです。
もし気分が悪くなるなどの違和感が出た場合は、すぐに使用を止めて様子を見ましょう。
使い終わった後は少し首が楽になりますが、効果は長く持たないためなるべく継続して続けていくことが大切です。
もしタオル枕が高すぎる場合は一回り小さなタオルを使うなどの調整を行って、自分の首に合ったタオル枕を作りケアを行っていきましょう。
肩こりや頭痛・吐き気などを引き起こすこともある「ストレートネック」ですが、毎日の姿勢を正しタオル枕でのケアを継続して行っていくことで症状を緩和していくことができます。
ストレートネックを治して、辛い肩こりや首コリ悩みもスッキリ解決していきましょう。