肩こりの原因はストレス?! 体と心の意外な関係
慢性的な方の痛みに悩まされているというアナタ、そのつらい肩こりはストレスが原因ではありませんか?
どんなに腕の良いマッサージ師に頼んでも、食生活や運動習慣を変えてみても、なかなか肩こりが治らない、
「それどころか、悪化しているわ!」そう思っているのなら、ストレス性の肩こりの可能性は十分にあります。
意外と知られていないことですが、肩こり4大原因の中には「長時間同じ姿勢を取り続けること」
などに並んで「ストレス」も入っており、人知れず私たちの心と体に大きな負担を与えているんです!
今回はなかなか改善されない肩こりとストレスの関係や、ストレス性肩こりの改善対策などについて解説していきます。
肩こりとストレスの深い関係は?
多くの人は肩こりの原因を筋肉の疲労や姿勢のゆがみなどによるものだと思い込んでいるのですが、肩こりの原因は一つではありません。
■解剖学的な原因…筋肉のバランスや骨格、姿勢や動きなど、体の構造的な原因
■神経生理学的な原因…自律神経や運動神経のトラブルなど、体の機能的な原因
■心理学的な原因…ストレスやメンタルバランスの崩れなど、精神的な原因
上記のようなさまざまな原因が複雑に絡み合って引き起こされているのです。
多くの肩こりはマッサージや湿布などの対処療法を行うことで一時的にでも改善できますが、厄介なのが、心理学的な原因、特にストレスが原因である場合です。
ストレスによる肩こりには、
四六時中肩こりが続き、マッサージなどでも完全に取れない
緊張したときや気を遣ったときにひどくなる
じっとしているとひどくなる
頭痛や発熱、めまいや吐き気を伴うこともある
などの特徴があり、つらい肩こりが更なるストレスとなって、どんどん肩こりを悪化させてしまう危険性があるので、早めの対処が必要です。
ストレスをやわらげて肩こりを改善しましょう
残念ながら、ストレスによる肩こりはマッサージ等では根本から改善することが難しいとされています。
ストレスの元となっている原因を取り除いていくことが、一番の改善法です。
しかし、現代の社会において生活からストレスを完全に切り離すことは難しいですし、程よいストレスは良い刺激となって、仕事などで実力を発揮する原動力となることもあります。
ストレスを根本から取り除くことができない場合には、ストレスの影響で乱れやすい自律神経系の働きを良くする次のポイントを取り入れて、生活を改善していきましょう。
たっぷりと睡眠をとり、身体の疲労回復に努める
早寝早起きを心掛けて、生活リズムを改善する
食事は3食、栄養バランスよくしっかり食べる
ウォーキングやストレッチなどの、軽めの運動を習慣にする
あまり肩こりのひどさや痛みばかりを気に病んでいると、さらにストレスを感じてお悪循環に陥ってしまいますから、気分転換をしながらストレスレスな生活習慣を意識して、肩こりを改善していけるといいですね。