タオル1枚で準備完了! 今すぐできる4つの肩こり解消ストレッチ
私たち日本人は頭のサイズに対し首から肩まわりの骨格や筋肉が華奢で、肩こりになりやすい体型だと言われています。
そのためか、3人に1人は肩こりに悩まされているという話も。
肩こり解消といえば整体やマッサージを思い浮かべる方も多いようですが、実はどんなご家庭でも必ずある「タオル」を使えば、簡単にセルフケアをすることができるということをご存知でしょうか。
今回はご自宅で簡単にできる、タオルを使った肩こり解消法についてご紹介していきます。
ストレッチが肩こり解消に有効な理由とは
肩こりを訴える患者さんは、骨格が華奢で筋肉量の少ない女性が半分以上を占めています。
このことからもわかるように、肩こりを解消するにはある程度の筋量が必要となるのです。
特に筋肉が衰えてくる30代以降は重い頭を支えられず、筋肉のこりだけでなく肩まわりの痛みや、頭痛、腰痛などに悩まされるリスクも増えてきます。
過度な運動は逆に身体へ負担をかけてしまう場合がありますが、ストレッチなら運動初心者の方でも簡単に取り入れることが出来ます。
また、デスクワークや家事などで一部分に極端な負荷がかかってしまう方も、ストレッチで筋肉や筋をゆっくりと伸ばすようにすることで肩こりを防ぐことが出来ます。
タオル一枚でできる4つの肩こり解消ストレッチ
肩こりは主に、同じ姿勢を長時間続けるなどの負担が首や肩まわりの筋肉にかかったことで起こります。
このとき肩まわりの筋肉は、血流が悪くなり、ガチガチに固まった状態です。
タオルを使った次の4つのストレッチで、肩や首の筋肉を柔らかく、ほぐしていきましょう。
1. 首周りをほぐすストレッチ
スポーツタオルを首にかけたら両端を手で持ち、手前に引っ張りながら顔を上げて10秒キープ。
緩めて、また10秒キープを5回繰り返します。
2. 背中の筋肉を緩めるストレッチ
タオルの端を右手で持ち、頭の後ろから背中に垂らしたら左手を腰の後ろにまわして垂れたタオルの端をつかんだら、両手でタオルを引っ張るように10秒キープ。
緩めてまた10秒キープを繰り返したら、左右の手を入れ変えて同様にストレッチをします。
3. 肩周りを柔らかくするストレッチ
肩幅の広さになるように調整して、胸の高さで両手伸ばしてタオルを握り、両腕をそのまま真上にあげて10秒キープ。
ゆっくりと腕を胸の高さに戻したら、また真上にあげて10秒キープを5回繰り返します。
4. 肩の筋肉を伸ばすストレッチ
3~4回折り畳んだタオルが右肩の位置に来るように調整してあお向けになり、左手で右肩を押さえて右手の肘を床につけてガッツポーズをとって10秒キープ。
緩めてまた10秒キープを3回繰り返したら、左右の手を入れ変えて同様にストレッチをします。
ストレッチをしっかり習慣化できれば、肩こりと同時に運動不足も解消することができます。
最初にお話したように、肩こりの慢性化を防ぐには“最低限の筋肉量”と“日々のケア”が重要になります。
今回ご紹介したタオルストレッチはどれも簡単なものばかりなので、今日から取り組んでみてはいかがでしょうか。