「寝起きの腰痛」が起こる原因と予防・改善策は?

「寝起きの腰痛」が起こる原因と予防・改善策は?

日中たくさん動いて働いて、一日の終わりに「あ~疲れた」と腰を揉むことってよくありますよね。
疲労がたまるほど私たちの腰回りの筋肉はダメージを受け、腰痛やぎっくり腰が起きやすくなります。

通常、筋肉の疲労は睡眠中に成長ホルモンの働きでリセットできますが、腰回りの筋肉はダメージ補修が効きにくく、朝起きたときに腰痛に襲われるという人も意外と多いものです。
今回は、寝起きに起こりがちな腰痛の原因や、腰痛を防ぐストレッチの方法などについてご紹介していきます。

寝起きの腰痛、原因は姿勢にアリ!

寝起きの腰痛、原因は姿勢にアリ!

しっかり眠って筋肉の疲労を取ったはずなのに、寝起きに腰痛が起きてしまう。
その原因は、ズバリ「姿勢の悪さ」にあります。

私たち人間の体を横からみると、緩やかなS字カーブを描いているのが正しい姿勢です。
このカーブを支えているのが、体の中心である腰の部分。
腰は上半身と下半身の動きのバランスを常に調整しているので、次のような無理な姿勢をとっていると腰回りに過剰な負荷がかかってダメージ修復が間に合わず、寝起きに腰痛が起きてしまうのです。

・うつぶせ寝が習慣になっていて、腰を反らした姿勢をしている
・デスクワークが多く、猫背になっている
・枕の高さが体にあっておらず、首や背中に負担をかけている
・布団が柔らかすぎて、仰向け寝をすると腰が沈んでしまう
・椅子に座るときに足を組んで座ることが多い
・立っているときに、片方の足に体重をかけていることが多い
・お座敷では横座りをしたり、あぐらをかくことが多い
・ヒールの高い靴を好んで履いている
・いつも同じ肩にかばんをかけている

ストレッチが効果的! 布団の上での腰痛予防法

寝起きの腰痛を防ぐためには、筋肉をしなやかに、柔軟に保つ工夫が必要です。
そのために有効なのがストレッチ。
次のストレッチを夜寝る前の習慣にして、睡眠中のダメージ修復を助けていきましょう。

(1)ゆっくりと布団から体を起こし、四つん這いになります
(2)背中を上へと引き上げるように体を丸めて、目線はおへそへ向けたまま息を5秒ほどかけてゆっくりと吐きだします。
(3)息を吐ききったら軽く息を吸い込み、今度は5秒かけて息を吐きながら背中を反らせていきます。
(2)~(3)を1~5回繰り返します。

このストレッチは就寝前にすると翌朝の腰の痛みを予防できますし、目覚めたときすれば腰の痛みを緩和してくれる効果があります。
ストレッチで痛みを緩和および予防するとともに日頃の姿勢を見直して、寝起き腰痛の改善をしていきましょう。

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