意外な改善対策!慢性的な肩こりに最適な筋トレとは?
肩こりは現代病のひとつと呼ばれているほど、多くの方に共通する悩みです。
肩こりの改善対策としてマッサージやツボ押しなどは広く知られていますが、筋トレが肩こり改善に役立つのをご存知でしょうか。
慢性的な肩こりに最適な筋トレをご紹介します。
慢性的な肩こりの根本的な解消を目指すには?
肩こりでお悩みの方の中には、マッサージなどで肩こりが改善した経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
ところが改善されたかのように見えても、時間の経過によって再び肩こりに悩まされることがあります。
ほかの筋肉はこりにくいのに、どうして肩の筋肉だけガチガチにこってしまうのか不思議に思う方もいるかもしれません。
肩こりの原因はかなりの重さがある頭部を支えているのが、首や肩の筋肉という点にあります。
重い頭部を支えながらパソコンやスマートフォンに向かって不自然な姿勢を維持していると、筋肉が緊張し続けることで血行が悪くなり筋肉が固くなってしまうのです。
こうなると、さらに肩こりは酷くなっていきます。
頭部はもちろんのこと、首や肩や腕を支えているのは僧帽筋です。
僧帽筋は後頭部から肩までの上部、そして肩から背中の中央までの下部という広い面積を占めている筋肉です。
この僧帽筋に負担がかかることが肩こりの原因だといわれています。
筋トレで僧帽筋を鍛えることで筋肉を十分につければ、それだけ頭部・首・肩・背中を支えるための負担が軽減されるので、肩こりに悩むことが少なくなります。
肩こりの改善に効果的な筋トレとは?
肩こりの改善を目指すためには僧帽筋を鍛えることが大切です。
そして僧帽筋を鍛えるにはそれに適した筋トレを実践する必要があります。
筋トレと聞くと、ハードでつらいトレーニングを続けなければならないイメージがありますが、そんなことはありません。
僧帽筋を集中的に鍛える筋トレは、日常の中で手軽に実践できます。それでは、さっそくやり方を見ていくことにしましょう。
・準備するもの
ダンベル2個(自分にとって最適な重さのもの)
① まず、足を肩幅くらいに開いて立ちましょう。
顎を引いた状態で、腕は身体の横の位置に保ってダンベルを持ちます。
息を吐きながら、できるだけ高い位置まで肩をすくめたら(2秒かけて行う)、今度は息を吸いながらダンベルをゆっくりと元の位置に戻します(3秒かけて行う)。
この時、正しい姿勢を保つようにしましょう。
② 手の甲が前方に向くように、身体の前の位置でダンベルを持ちます。
ちょうど自転車のタイヤの空気を入れる動作のように、息を吐きながら肘を曲げてダンベルを上に持ち上げます(2秒かけて行う)。
今度は、息を吸いながらダンベルをゆっくりと元の位置に戻します(4秒かけて行う)。
ダンベルを下ろす時、肘はやや曲げた状態で伸ばしきらないようにするのがポイントです。
僧帽筋を鍛える筋トレで肩こり改善へ
肩こりがつらいと感じるたびにマッサージなどで対処するのもひとつの方法ですが、根本的な肩こりの解消にならない場合があります。
僧帽筋への負担を軽減するためにも、筋トレで僧帽筋を強くして肩こりの改善を目指したいですね。