腰痛の原因は「大腰筋」!? 大腰筋と腰痛の関係とは?

腰痛の原因は「大腰筋」!? 大腰筋と腰痛の関係とは?

腰を揉んでもらっても腰痛がなかなか良くならない……という場合は、マッサージする場所を間違っているのかもしれません。
実は腰痛の原因は腰の筋肉ではなく、もっと深部にある「大腰筋」という筋肉が縮むことによって起こると言われています。

今回は大腰筋が腰痛の原因となる理由や、大腰筋を緩めるための方法などについて紹介していきます。

大腰筋って何? 大腰筋が腰痛の原因になる理由とは?

大腰筋とは、みぞおちの後ろ側の背骨から太ももの骨の内側までにある筋肉で、骨盤を前傾位置に保ち猫背にならないようにしたり、股間接を曲げるなどの役割を持つ部分の筋肉です。
内臓よりも深部の骨に近い部分の筋肉で、「インナーマッスル」とも呼ばれます。

この大腰筋が腰痛の原因となる理由は、大腰筋が固く縮むと骨盤の歪みが生じて猫背になり、腰や背中の筋肉にダメージを与えてしまうことで痛みが現れるため。

そのため腰痛症状をケアしていくには、大腰筋の縮みを緩めてあげるケアが非常に重要なポイントになります。

大腰筋を緩めるための方法

大腰筋を緩めるための方法

大腰筋は股間接を曲げる働きがあるため、歩いたり走ったりすることで大腰筋を使い鍛えることができます。
ただ大腰筋を使いすぎることも大腰筋を固くする原因なので、腰が痛む時には大腰筋を鍛えるより「緩める」ことが大切です。

大腰筋を緩める手順
1. イスに座り、骨盤の前の出ている部分とおへその真ん中辺りにある、固くなった「大腰筋」を触りながら探していく。

2. 固い部分を見つけたら上半身を前に少しずつ倒していく。
もし体を倒しただけで大腰筋が柔らかくなるポジションがあればそこでOK。
倒しただけでは見つからなかった場合は、ゆっくり左右に体を動かし固い大腰筋が柔らかく変化するポジションを探していく。

3. 大腰筋が柔らかくなる格好が見つかったら、そのままの体勢で90秒間リラックスする。

4. 90秒後お腹に力が入らないよう気をつけ、手の力を使ってゆっくりと元の姿勢に戻していく。

大腰筋は深い場所にあるため、手を深くまで入れて調べていく必要があります。

力を入れずに大腰筋の固さを取ってあげることで、大腰筋の働きが正常化し腰や背中の負担や痛みが軽減されていきます。 https://pixta.jp/photo/23674391 普段あまり聞きなれない「大腰筋」ですが、この筋肉の縮みをしっかりケアしてあげることで、辛い腰痛の痛みを軽減することにつながります。

大腰筋の働きが良くなると腰痛の解消だけでなく、姿勢が良くなることもありますし、腰から下の血行が良くなってむくみや冷え性の改善にも役立ちます。
定期的に「大腰筋」を緩めるケアを取り入れて、腰痛からの解放を目指しましょう!

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