1日の疲れと肩こりを翌日に持ち越さない! お風呂の入り方

1日の疲れと肩こりを翌日に持ち越さない! お風呂の入り方

「毎日の仕事や家事で肩がこって仕方がない。」「疲労感が抜けずに困っている。」という方も珍しくありません。
今日の分の疲れは今日のうちに取り除かないと、どんどん溜まっていってしまい動くのも億劫になってしまいます。

1日の疲れ・肩こりを明日に残さないためにはどうしたらよいのでしょうか?
ここでは、疲れを翌日に持ち越さない入浴方法についてご紹介します。

ゆったりと浸かってリラックスを

肩こりに悩まされている人は、ぬるめのお湯に首まで浸かり、時間をかけてゆったりと温まることが大切です。
長く浸かるときは、お湯の温度をぬるいと感じるぐらいの温度(約39℃)にしましょう。

体のこりは、交感神経が優位な状態で起こります。交換神経は体を緊張させてしまうため、緊張状態から改善するには、副交感神経を刺激する必要があるのです。
副交感神経を刺激するにはお風呂に入ることが効果的ですが、特に34~39℃のお湯が適切だと言われています。
先ほど39℃と挙げたのはこのためです。

しかし、冷え込みが強まる時期や冷えを感じやすい方は、39℃を上回っても問題ありません。
「熱いと感じず、気持ちよく長く入っていられる温度」を心がけましょう。
「ちょっとぬるいな」と感じるぐらいが適切ですよ。

お風呂に出たり入ったりを繰り返す

「湯船に入ってしばらくしたら、一度出てまた湯船に入る」という動作を繰り返すのも効果的です。
一度出て浸かりなおすことで、温まってリラックスした体に適度な水圧がかかるようになります。
これは全身を指圧しているのと同じような効果が得られるため、何回も繰り返すことで筋肉の緊張緩和が期待できます。

お湯に浸かれない方にはシャワーの交代浴がオススメです。
40~42℃のシャワーを2~3分浴び、次に17~20℃のシャワーを2~3分浴びる。
これを5回ほど繰り返して最後に温かいお湯を浴びてください。

体に負担をかけない入浴方法

体をほぐすには長時間お風呂に入る必要ががあります。
そのため、湯あたりしやすい方、体力の弱い方は注意が必要です。
そんな方は次の手順でお風呂に入りましょう。

1. 足湯
服を着たままでいいので、入浴前に10分程度足湯をしましょう。
お湯を張った洗面器に足をつけ、冷めてきたらお湯を足してください。
これだけでもジワリと汗をかくくらい温まってきますよ。

2. 半身浴
浴槽に腰くらいまでのお湯を張り、10~20分程度半身浴をしましょう。
温度は長い時間気持ちよく入れる温度(39℃前後)にしてください。
20分を上回っても問題ありません。

3. 全身浴
首あたりまで浸かるようにお湯を張り、しっかり温まりましょう。
この時、肩をすくめたり胸を張るなどの体操をするのも効果的です。

一回の入浴時間は5~10分程度がオススメです。

お風呂でする体操って?

お風呂でする体操って?

体を温めながらする体操は肩こりや疲労に効果的です。
次の体操を参考にしてください。

・手足の指先をよく揉む
・肩関節をぐるぐる回す
・肩甲骨を寄せるように肩を後ろに引き、次に前に出す
・浴槽に両腕をのせ、胸を肘よりも前に押し出しそのまま15秒姿勢を維持する
・首を左右に倒す。「左から正面を通り右へ」次にその逆を3回繰り返す。
・首を上下に倒す。「正面から下、正面を通って上へ」これを3回繰り返す。

この首と肩の体操を、自分の入浴時間に合わせて行ってください。

疲れを取り除くには睡眠も重要です。質の良い睡眠をとるためには、お風呂は寝る前の1・2時間前が適切だと言われています。
それは体温が下がったときに寝付きやすい性質があるためです。
お風呂と睡眠をしっかり意識して今日の疲れを取り除きましょう。

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