「冷やす」?「温める」? 膝の痛みの正しい対処法

「冷やす」?「温める」? 膝の痛みの正しい対処法

みなさんは、普段膝が痛くなったら「冷やす」と「温める」どちらの方法で対処していますか?

膝に痛みがあるときは、「冷やすのが良い」と言われる場合もあれば「温めるのが良い」と言われる場合もあります。
実は、この2つの方法を間違えてしまうと痛みを悪化させることにもなりかねません。

今回は、膝に痛みがある際の正しい対処法をご紹介いたします。

突発的な痛みの場合は「冷やす」

膝を冷やした方が良いのは、急激に炎症が起こることで痛みが起きている場合です。
捻挫や打撲などの、突発的にケガをしてしまった場合が当てはまります。
このときに間違って温めてしまうと、炎症反応を助長してしまうため注意が必要です。

膝を触ってみて患部が熱を持っていたり、患部に腫れが見られたりした場合は、ひたすら冷やして安静にしておくことが大切です。
患部を冷やすことにより、内出血や炎症の広がりを軽減させることができます。
氷嚢やビニール袋に氷を詰めて患部に当て、なるべ早く冷やすこと重要です。

20分ほど冷やした後は10分休憩するなど、凍傷になってしまわないよう注意しながら冷やしてくださいね。
炎症は通常、短くて2~3日ほど、長くても1週間程度でおさまります。
それ以上経過しても痛みや腫れが引かない場合は、専門の医院で診察を受けることをオススメいたします。

慢性的な痛みの場合は「温める」

慢性的な痛みの場合は「温める」

膝を温めた方が良いのは、血行不良からくる慢性的な膝痛に悩まされている場合です。
肩こりや腰痛のような重く鈍い痛みがある方は、身体を温めて血行を良くしてあげましょう。

慢性的な痛みの原因は、筋肉が固くなり、膝付近の血流が滞って栄養が十分に行き届かなくなっていることです。
ホットパックなどのアイテムを使用したり、お風呂に全身浸かったりすることで体を温め、血の巡りを良くしてあげましょう。
お風呂の中でゆっくり膝の曲げ伸ばしを行えば、さらに血行を良くすることができます。曲げ伸ばしを行うことで膝周りの筋肉などがほぐれるため、関節の動きもスムーズになりますよ。

膝に痛みがある際の正しい対処法についてお話しいたしました。
「冷やす」「温める」どちらも効果的な対処法ですが、痛みの原因に合わせて使い分けなければ、さらに痛みを助長してしまう恐れがあるのです。
自分の痛みの原因や患部の状態をしっかりと見極め、適した処置を行うようにしましょう。
あまりにも痛みが続く場合は専門の医療機関で診察を受け、医師の指導を仰ぐことも大切です。

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