【膝の違和感や痛みが現れたら】膝関節のセルフチェック
「膝の痛みが気になるけどまだ若いから大丈夫」と軽視していませんか。
たしかに膝関節の病気に悩む方は高齢者が多いですが、若いからといって膝関節の病気と無縁という訳ではありません。
放っておいても痛みが改善されない場合などは注意が必要です。
そこで、膝に違和感や痛みが気になりだした場合に行いたいセルフチェックをご紹介していきます。
膝関節の基本チェック
まずは次の項目に該当しないかをセルフチェックしてみてください。
以下に当てはまる項目がある場合、膝関節に何らかの異常を抱えている可能性があります。
1時間程度歩くと膝関節が痛む、違和感がある
歩き続けるとすぐに休憩を取りたくなる
歩き続けた日の後2~3日は膝や腰の痛みが残る
大腿四頭筋のセルフチェック
続いて次の項目をチェックしましょう。
膝周りの「大腿四頭筋」に異常がある場合は以下のような症状が現れるようになります。
階段を上っているとすぐに足が疲れ、大腿の前の筋肉がパンパンになる
2~3階以上の階段を上る場合、大腿の前の筋肉がつっぱり休憩を取らないと上がれない
階段は手すりなどを活用し、腕の力も使わなければ上がれない
変形性膝関節症のセルフチェック
次の項目は「変形性膝関節症」の方に多い症状です。
当てはまる項目が多い場合は、医療機関などで適切な治療を施しましょう。
膝をキレイに真っ直ぐ伸ばせない、膝の裏を床に付けられない
以前より脚の形がO脚(がに股)になっている、膝と膝の間に拳が1つ入ってしまう
運動を始めた直後に膝が痛むが、続けているうちに和らぐ
以前は正座ができたのに、今は正座をするのが困難
膝の水のセルフチェック
膝の中に水が溜まっていると膝の痛みが現れるようになります。
以下のポイントをチェックしてください。
膝を曲げた時に、膝のお皿の上が腫れているような感じがする
大腿から膝に向けてしごいた状態で膝のお皿を押すと、お皿がコツコツ浮いたようになる
右膝と左膝でお皿の形や大きさが違う
これらに当てはまる場合は先ほど挙げた「変形性膝関節症」や「関節リウマチ」の疑いがあるので注意が必要です。
膝の老化のセルフチェック
中高年以降は膝の老化の可能性もありますので、以下のポイントを確認しましょう。
膝を動かすと、ゴリゴリ(もしくはキュッキュ)した音が聞こえる
横になった状態や正座状態、和式トイレに座った状態などから立ち上がるのが苦痛
階段を下りる時に、時々膝が抜けてしまう
これらの項目に該当する症状が慢性的に起こっている場合は膝関節に問題を抱えている可能性が高いです。
慢性的に起こっている場合や症状がひどい場合は早めに医師の診察を受けることをおすすめします。