足つぼマッサージで肩こりを解消する方法
最も手軽なセルフケア、足つぼマッサージを取り入れて肩こりをほぐしてみませんか。
足裏には約60箇所の反射区(つぼ)があり、「第二の心臓」とも呼ばれています。
足裏のゴリゴリ感をほぐすことにより、老廃物が取り除かれ代謝が促進されます。肩こりに効く足つぼを覚えてセルフケアに取り入れてみましょう。
足つぼマッサージをする前に
まずはリラックスした状態で行いましょう。入浴後など体が温まっているときや、足湯をしてから行うのも効果的です。
マッサージをする前に、水か白湯を飲んで代謝を促します。
マッサージを行う上で用意しておくと便利な物は次の2つです。
・マッサージ用のクリーム(保湿クリームなどでも可)
・棒状のつぼ押し器
クリームはすべりを良くします。
足裏の乾燥が気になる人は、保湿クリームで保湿しながら行いましょう。
また強めに押したいところはつぼ押し器を使うと、少ない力で強く押すことが出来るので便利です。
こんなときはNG
足つぼマッサージは気持ちがよいものですが、次のようなときはやめておきましょう。
・妊娠中
・生理中
・心臓や腎臓が弱い人
・不整脈のある人
・発熱時
・空腹時
・大病を患っている人
・手術後
・つぼ周辺に骨折
・火傷、怪我があるとき
また食前・食後の30分は消化不良の原因になるので避けましょう。
マッサージ直後に飲酒したり入浴したりすると深酔いやのぼせを招くことがあるので、最低30分は空けましょう。
またマッサージは強すぎる力で行うと、かえって神経を興奮させてしまったり、身体が緊張して血管が収縮してしまったりします。
そのため、力加減には気をつけましょう。
肩こりに効く足つぼの位置とマッサージ方法
それでは、肩こり解消に効果的な首と肩周りの反射区を紹介します。
1箇所につき、1~2分くらいを目安に、押してゴリゴリするところを中心にほぐしましょう。
肩こりには、目の疲れも関係していることが多いので、目の反射区もあわせて紹介します。
1. 親指の付け根
「首」の反射区がある場所です。付け根をもみほぐしてから、親指を軽く引っ張りながら回してみましょう。
ぼきぼきと音がするかもしれませんが、10~20回くらい左右に親指の付け根を回しほぐしましょう。
2. 足裏上部の地面に着く広い部分(人差し指の付け根から小指の付け根まで)
「僧帽筋」という首から肩にかけての大きな筋肉の反射区です。
人差し指から小指側にかけて体重をかけるように強めに押し流すように行いましょう。
つぼ押し器も使うとより効果的です。
3. 小指の付け根から少し下(足裏から足側面にかけて)
小指の付け根から少し下にかけての足裏から足側面にかけて「肩」の反射区になります。
小指の付け根からその下あたりを人差し指と親指を使って揉みほぐします。
その後、軽く引っ張りながら小指を10~20回ほど回しましょう。
4.人差し指(付け根から関節部分)
人差し指の付け根から関節は、「目」の反射区です。目が疲れているときは、付け根から関節に向かって押しさするように満遍なくマッサージしましょう。
ちなみに右目は左足、左目は右足が反射区になります。
他にも足裏を押してみて、ゴリゴリと硬いところは揉みほぐしましょう。
姿勢が悪かったりストレスで胃腸が疲れていたり、さまざまなことが肩こりの原因になります。
肩周辺の反射区をほぐすだけでは良くならない場合もあるので、足裏全体をみることが大切です。
1日15分~20分を目安に足裏全体マッサージを習慣にすると少しずつ改善に向かうでしょう。
それでも、なかなか症状が軽くならない場合は専門家に相談しましょう。