身体の歪み改善がポイント！簡単ストレッチで腰痛対策

腰痛の中には原因が分からないものもあり、治ったと思ったら再び痛みがぶり返すことがあります。
このようなはっきりしない症状にお悩みの方もいると思いますが、腰痛の改善には身体の歪みを治すのがポイントであることを知っていましたか。

身体の歪みはさまざまなところに起こるので、身体のどの部位が歪んでいるかで行うストレッチも変わります。 身体の歪みや腰痛予防に効果的なストレッチをいくつかご紹介します。

骨盤が歪むと姿勢が悪くなるだけではなく、身体全体の骨格のバランスが崩れて腰痛の原因になることがあります。
骨盤の歪みに効果的なストレッチは骨盤のバランスを整えて、背骨の伸びを良くすることが期待できます。

①姿勢を正して正座をしましょう。
②両腕を床について、上半身をゆっくりと後ろに倒していきます。
③太ももの筋肉を気持ちよく伸ばしていき、無理のない位置でその体勢を10秒間ほど維持しましょう。

腰に歪みが生じると腰痛の原因になるだけではなく、腰周辺の筋肉に負担を与えてしまうことで筋肉が固くなり、可動範囲が狭くなってしまいます。
腰の歪みに効果的なストレッチは腰を正常な状態に近づけてくれます。

① 肩幅と同じくらいに足を開きましょう。
②下半身は動かさずにそのままの状態を維持しながら、上半身を左側に捻るようにして右手を前にまわして腰の左側の位置に巻きつけます。
それと同時に、左手を後ろにまわして腰の右側の位置に巻きつけます。
③今度は上半身を右側に捻るようにして、左手を前にまわして腰の右側の位置に巻きつけます。
それと同時に、右手を後ろにまわして腰の左側の位置に巻きつけます。
④この動きをリズムにのって、左右交互に10回ずつ繰り返しましょう。

腰痛の原因の一つは背中が歪むことで正しい姿勢を保てなくなり、腰に負担がかかることです。
背中の歪みに効果的なストレッチには、背中をまっすぐにのばして周辺の筋肉を柔軟にするものがあります。

①肩幅と同じくらいに足を開きましょう。
②両腕をのばして、前に出しながらゆっくりと上にあげていきます。
③脇を伸ばして、両腕をしっかりと伸ばした状態で、頭の上で手のひらを合わせましょう。
④手のひらを合わせた時、どちらかの手が低い場合、手を握った状態で低かった手の方へ上半身を横倒しに伸ばしていきます。
脇が気持ちよく伸びていくのを感じるでしょう。そして、無理のない位置でその体勢を10秒ほど維持します。
⑤反対側も同じようにします。

腰回りの筋肉が固くなると、腰回りの関節に負担がかかることで腰痛になることがあります。
腰回りの筋肉を伸ばして柔軟にすることで、腰痛予防の効果が期待できます。

・腹斜筋ストレッチ
① うつ伏せになります。
② 両手を腕の付け根の高さの位置でまっすぐに開いて、右足を左足の上にのせてクロスさせます。
③ その体勢を維持したまま、右膝を曲げてつま先を左手の方向に上げて伸ばしていきながら、わき腹の筋肉をゆっくりと20秒から40ほど伸ばしましょう。
④ 今度は左足を右足の上にのせてクロスさせて、同じようにします。

・大殿筋ストレッチ
① 体操座りをして両腕を床につきます。
② 足を組むような体勢で、右ふくらはぎを左太ももの上にのせます。
この時、背筋をまっすぐ伸ばした状態を20秒から40秒ほど維持しましょう。
③ 今度は同じように左ふくらはぎを右太ももの上にのせます。

腰痛の改善を目指すには身体の歪みを正しながら、腰回りの固くなった筋肉を柔軟にすることが大切です。
腰痛にいくら効き目があるストレッチでも、痛みを感じたら無理をしないでください。

毎日の中にストレッチを取り入れることで、気持ち良く身体を整えて腰痛対策をとるようにしましょう。